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【パワーストーンへの思い】

その日の夜は、川床へ。
まだ夏前とは言え、昼間は暑さを感じる。
川の上に作られた床は、そんな中でも風が気持ち良い。
夕暮れから、だんだん暗くなっていく時間帯が特別だ。
運ばれてきた前菜は、少しずつ盛られた繊細な料理だが、見た目以上にしっかりと味が染み込んでいて美味しい。
鱧もしっかりと骨切りがされていて、添えられた梅肉とよく合い、魚嫌いなわたしでも大満足だった。
それから、最後のご飯まで京料理を堪能していたが、やはり先ほどのパワーストーンのお店が気になっていた。
全ての料理を食べ終わり、綺麗にカットされたフルーツや、果肉たっぷりのゼリーが透明の涼しげなお皿に乗せられてきた。
もったいなく思いながらもフォークでつつき始める。
「やっぱりあのピンクのパワーストーンを買っておけばよかったなぁ・・・」
すると、友達も同じように気になっていたらしく、しばらく石の話題で盛り上がる。
いくら神社の敷地内とはいえ、屋台で売られていたので、ちょっぴり信頼していなかったのだ。
でも、よく考えると、あれだけ神社の近くなんだから、なんらかのパワーをもらっているかもしれない、という結論に達し、 わたしたちは次の日の朝一番で、再びあのお店に行ってみようということになった。


 
 
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